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快楽の籠

第6章 快楽の底へ

結合部から流れ落ちる白い体液。
二度目なのに、体内からは快楽に相応といえる大量の放出だ。

一瞬脱力感でベッドに倒れようとしたが、エリカが抱き止める。
「まだ。ここはしたいって言ってるよ」
肉棒はエリカの体内で、変わらぬ固さを維持している。

何の体液かわからない感触になっているが、エリカの腰の動きに快感が背中まで響く。
血は肉棒に向けて注がれ続ける。

ぐう、うぐ。

エリカは僕の唇をふさぐ。
舌を一方的に差し込み、口内をまさぐる。
快感が何度となく脳を焼き付くし、体がビクビク跳ね回る。

ずちゅっずちゅっずちゅっずちゅっ。
エリカの締め付けがさらに強烈さを増してくる。
まだ放出したばかりなのに、腰に沸き上がるものが。

あぐ、ああ。

どくん。どくん。
エリカの体内に三度目の放出。
腰の回りには濁った体液がたまっている。

エリカの手がふと緩まったとき、僕はベッドへ倒れこんだ。
「ふふ、まだまだ固いよ。まだまだ」
エリカは腰をピストンし、結合部を見せつける。

快感は止まらない。
ピストンされるごとに、快感は湧いてくる。
そのたびに、体が震え、腰が快楽を求めてエリカの体内へ突き刺す。

エリカは僕の胸を愛撫する。
「熱いのを、私へもっと注ぎ込んで」
突起をぐりっとつねる刺激で、僕の意識を集中させる。

じゅぶじゅぶじゅぶじゅぶじゅぶじゅぶ。
卑猥な、エリカが腰を僕の腰に打ち付ける音。
肉棒はエリカの割れ目から出し入れされ、快感に怒張して赤黒く染まっている。

ぐは、はあ。

どくん。どくん。
四回目の放出。
体がどうかなったのか、また大量の白い体液をエリカに注ぐ。

「んあ、いいよ熱い」
エリカはなおも腰を振り続ける。

どくん。どくん。
五回目の放出。
ピストンは止まらない。

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