テキストサイズ

娘のカラダは絶賛発育中!頼むからもう少し離れてくれ!

第1章 第一章・父と娘のきわどい関係

 俺には娘がいる。
 佐山美鈴(さやま・みすず)。
 名門校に通うJKで、自慢の娘だ。美鈴が通う学園は俺が勤める会社の途中の駅にある。だから朝はいつも一緒の電車で通う。痴漢も心配なので護衛の意味もある。
 花も恥じらうお年頃。今時珍しいセーラー服。はじけるみずみずしさ。光の中から生まれてきたような女の子――。

 美鈴を愛している。もちろん父親として。だが、美鈴には何というか、少し異常なんじゃないかと思える節があり……。

「おとーさん、今晩一緒にお風呂入ろうね」

 こういうきわどいことを平然と言ってくるのだ。しかも満員の電車内で。誤解を受けたらどうしてくれるんだ。

「ね、いいでしょ。新しい入浴剤買ってくるよ」
「は? ダメに決まってるだろ?」
「えっ?」
「わざとらしく意外そうな顔をするな。一緒に風呂なんか入るわけないだろ」
「なんでー」

 美鈴がぷっくり頬をふくらませたる。少し赤みがかったすべすべの頬だ。

「なんでじゃない! おまえもうお姉さんだろうが」
 俺たちは親子なのだ。父と娘が一緒に風呂に入るのが許されるのは小学生までだと、相場は決まっている。
「じゃあさ、一緒に寝ようよ。それならいいよね?」
「だからダメだ。そう言ったろ? 何度も言ったろ? 昨日も断ったろ?」
「もしかしてケチなの?」
「そうだよ」
「ばかー!!」

 今度は唇をツンとがらせる。みずみずしく、ぷるっと美味しそうな唇である。
 日々の通勤ラッシュで疲れ果てたオヤジどもの非難と羨望が入り交じった視線が突き刺さってきた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ