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夜色の狼と夜明けの華

第1章 夜色の狼

ーーああ、綺麗。



なんて美しいんだろう。



夜色の狼は、切ない熱に浮かされた私を喰らい尽くす。その度に甘ったるい声が室内に響き渡る。



ゆっくりゆっくりひらかれた無垢な身体は、今や見る面影もない。



そうして堕ちていくーー……



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