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勾引かしの罪

第1章 episodeⅠ

全身が甘く痺れる。

身体に上手く力が入らない。
ふわふわとした心地の良い感覚だけが、私の思考を支配した...。




一瞬、身体に一段と強い電流が走った。

「...あっ.......なに...?」
「ここ、弱いんだね」

慧斗さんが耳元で囁き、耳の裏を指で優しくなぞる。

ビリッ......

くすっと笑う慧斗さんの声。

彼の表情には、悪魔のような悪戯な笑顔が浮かんでいた。

慧斗さんは私の頭を両手で挟むようにして押え、脳に直接はなしかけるように耳元で囁く。



「もっと、たくさん沢山 堕としてあげる。彼氏じゃ物足りなくなってしまうくらいに......


想像してごらん。この後、自分がどんな風に支配されていくか...。」

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