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逆ハー戦隊シャドウファイブ

第26章 26 逆ハー的大団円

 2人きりになると黒彦さんはまた私をじっと見つめる。吸い込まれそうな夜の闇のような漆黒の瞳。

「嫌になりませんか? その他の人と私が……」
「最初に嫌なことを言ってしまったな。許してほしい。あの時は孤独で、八つ当たりしてしまった。お前の優しさがああいう行動をとらせたのに」
「いえ、もっと頭が良かったら他に方法があったかもしれないです」
「すまなかった。全て俺がやったことなのに」
「もう、もういいの」
「これからは俺だけのものでいてくれるか?」
「もちろんです」

身体を抱きしめられるとまた熱くなってくる。そういえば黒彦さんもイかなかったんだろうか。下腹部に硬いものが当たっている。

「あ、あの、良かったらイってください」
「すぐでもいいか? もう限界なんだ」
「いい、です」

薬のせいだろうか。私のそこはまだ十分潤んでいる。

「ゴムは、とる、ぞ」
「は、はい」

ぐっと腰が進められすぐに起立が私の中におさまった。

「あんっ! かたいっ、もう、もう気持ち、いいっ」
「ああ、すごく、気持ちいい。あったかくてうねっていて」
「も、ま、た、イっちゃう」
「俺もすぐにイってしまいそうだ」

ぴったりと身体を密着させ、口づけを交わし舌を絡めながら、くねくねと動く。激しい動きはないのにまた絶頂感を得る。

「あうっううっううっ」
「くうぅっ、うっ、ふっう」

中で膨張したのを感じそして温かさも感じた。繋がったまま幸せを感じてしばらく眠る。
黒彦さんの腕の中は陽だまりのように温かく平和だった。

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