テキストサイズ

逆ハー戦隊シャドウファイブ

第8章 8 レモントイズ

確かに何か持っている方が格好いいかな。メンバーみんなそれぞれ武器を持っている。レッドシャドウは銃。ブルーシャドウは刀。イエローシャドウは鞭。元ピンクシャドウで今のホワイトシャドウはブーメラン。

「そういえばグリーンシャドウは武器ないんですね」
「ああ、緑丸は体術だから武器ないの」
「なるほどー」

グリーンシャドウは肉体が武器なのだ。

「何か持ちたいものとかある? 運動は何が得意だった?」
「え、運動ですかあ」

走るのもそんなに早くなかったし、体育の成績は悪くもなかったけど目立つものもなかった。

「部活はなにしてた?」
「ああ、一応テニス部でした。そんなにうまくなかったけど」

打ち返すのは良いがちゃんとコートに入らなかった。そういえば飛んでくる玉を打つことは得意だったが正確さはなく、バッティングセンターに行くと空振りはないがほとんどファールなのだ。

「なるほどねえ。でも来るものを打てるなら身を守れることに長けてるってことだな。ちょっと何か考えておくよ」
「はい、お願いします」

私の武器かあ。ちょっと格好良くなるのかなと思うと少し嬉しい。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ