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逆ハー戦隊シャドウファイブ

第1章 1 入隊

 32歳で恐らく独身で私設でこの町の平和を守っているなんて。少し私は感動していると、ピンクこと松本白亜がマスクを手に渡してきた。

「じゃあ、明日からよろしく。俺は、裏方に回って敵の出方を調査する方に回るよ」
「ああ、そうだな。そういうのないと予測が立たないしな」

 もう私は勝手にメンバーの一員に加えられ、逃げることが難しくなってしまった。

「あ、あの。ほんとに戦わなくていいですか?」
「もちろん! みんなで君を守るよ」

 タイプの違うイケメン5人に守られて、平和を守る……。ちょっとだけ、やってみようかな。

「じゃ、じゃあ、ちょっとだけ……」
「やったあー! 新メンバー、ピンクシャドウの誕生だ! 桃香ちゃん、よろしくね!」
「よろしく」
「頑張ろうね」

 みんなに握手を求められ、なんだか自分も盛り上がってしまった。そしていつの間にか手をあげ、6人でポーズを決める。

「みんなは1人のために! 1人はみんなのために!」

 そのあと、すぐに新人歓迎会をやろうと、レッドこと、田中赤斗の経営するイタリアンのお店に行き、そのまま夜更けまで宴会となった。

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