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なるほど、全裸になったことが活かされていないと、こんな気持ちになるんだなぁ。
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サナエさんは「忘れましょうよ」と言った。

確かにセミプロとはいえヌードモデルなのだから、自分の「使われ方」については割り切るしかない。
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二人だけのヨガの特別体験教室が始まった。

もうみんなに見られたからと、サナエさんはすべてを脱いでしまった。

そして、自然に、楽しそうに動き、アーサナを決めていく。

そんなに気持ちいいならと、私もレオタードとファンデーションを取り去った。

サナエさんは、わかっていたと言うように、
私の手をとって更衣室に入った。

まだ誰も来ていない更衣室に鍵をかけ、二人は抱きあった。

先日は半分だけ触れあった肌が、今日は完全に溶け合った。

レッスンが始まるまでの短い時間だったが、
裸を見せて、裸に触れられたことに満足した私は至福のなかにいた。
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結局、ヨガ教室には入らなかったけど、サナエさんの部屋には時々遊びに行くようになった。
レオタードは持参するけど、途中で脱いだり、最初から着なかったり──って、なに言わせるのよ。
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「ヌードモデルがヨガを習うとこうなる」に続きます。