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森の中

第3章 3 キス

 男は指に絡みつく収縮を感じて、ゆっくり指を引き抜き、もう一度クリトリスにキスをして瑠美の顔を覗き込んだ。そして荒く息をしている瑠美の顔の前に立膝で怒張したペニスを突き出す。
「今度はこっちをよくしてもらおうか」

 瑠美はこんなに間近でペニスを見たことも、ましてやフェラチオなど結婚していたにもかかわらずしたことがなかった。

「好きなんだろ。しゃぶりなさい」

 どうすればわからなかったが、とりあえず身体を起こし、舌先で鈴口を舐めた。
「もっと大きく口を開けて含むんだよ」


 小さな口に目一杯、頬張り吸い上げるが不満そうに男は続けて言った。

「舌も動かすんだ。さっき僕がしたようにするんだよ」
 言われたように口の中で舌を動かそうとするが上手くいかない。(く、苦しい……)男の張った
カリの部分が唇の端に引っ掛かり咥えることも難しい。

「萎えそうだな。もういいよ」
「ふみましぇん……」

 男は瑠美の口からペニスを引き抜き顔をじっと見た。顔をそむけたが男は顎を持ち、正面を向けさせ口づけをしてきた。
 舌を深く差し込まれ口の中をかき回される。

「ん、ぐ。うん、ん」

 口づけにのめり込みそうになっていると、いきなり下腹部に強い刺激を感じた。

「ああっ」
「下手だけど興奮はしてたみたいだな。ぐちゃぐちゃだ」

 突然の挿入に瑠美は目の前が真っ白になる気がした。ゆっくりとピストン運動を始められ、刺激が快感に変わってくる。

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