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森の中

第8章 8 街の中

 クミという女は冬樹の前で跪き、スラックスを下げおろし、まだ大人しいペニスをおしぼりで拭きながら優しく肉厚な唇に含んだ。柔らかい肉棒をくちゃくちゃといやらしく音を立てながら口の中で弄ぶ。なかなかの舌技だ。少し呻いて冬樹は褒めた。

「さすが、だね」

 うふっと含み笑いをしながらクミは上目づかいで冬樹を見上げた。勃起したペニスを握ったままクミはフェラチオをやめ、冬樹の隣に座る。

「もう終わり?」

 淫靡な顔つきをしてクミは答える。

「あたしが本気出しちゃうと三分もたないのよ。時間、もったいないでしょ」
「へえ。すごそうだね。それならそれでいけどね」
「えー。せっかくなんだからもうちょっと楽しめばいのに。せっかくいいモノ持ってるのに」

 クミは握った手を上下に動かしながら言う。

「そう?普通だよ」
「ううん。大きさは普通かもしれないけどカリの張りと硬さがすごいいい。こっそりハメちゃいたいくらい」

 クミは横目でペニスを見ながら舌舐めずりをした。
 冬樹は笑って「みんな好みがいろいろあるんだね」と、言った。

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