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金曜日のおじさま

第2章 dos

翌朝、ビーは元気よくオレの店にやって来た。

「おじさま、おはよ〜」
「おはよう。ビー」

ビーはキョロキョロと周りを見回すと、オレの耳元に顔を寄せて囁いた。

「昨日はドキドキしちゃった。またヌチろうね」

ウフフと、頬を染めてはにかんで見せたがオレにはすぐ理解できなかた。

「おぉ、またね」

彼女はニコニコしながら、店を後にした。

(ヌチるって何だ?)

店が落ち着いてから、さっきの発言の意味を聞きにビーのところへ向かった。

「ビー、さっきのヌチるって何だ?」

「ウフフ、ナイショ」

ビーは口を両手で隠し、上目遣いで言った。

「昨日はドキドキしたって夜の事だよね?オレも大満足だったよ」

「うんうん、ビー大人になれたかな?」

(やっぱり、昨晩のセックスの事を言ってるよな)

ヌチる=セックス

なんでヌチる何だ…オレはしばし考え込んだ。

「ビーよく分からないよ。答え教えてくれよ」

「もう、分かってるくせにおじさまのイジワル」

「セックスの事だよね?何でヌチるになるんだよ」

「大きな声でセッ…なんて言わないで!」

ビーはキョロキョロと周りを見回す。

「誰かに聞かれても分からないようにヌチるっていうよく分からない愛言葉にしてみたの。いいでしょ」

ビーはドヤ顔でそう言った。

「二人に分かる言葉って事ね。なるほど、で何でヌチるにしたの?」

「おじさまってホントイジワルね、ビーにエッチなこと言わせて楽しんでるんでしょ」

ビーは困ったようにプゥっと頰を膨らませてみせた。

「エッチな事言わせてるつもりはないんだけどね。そうなの?」

「あのね、ビーとおじさまが繋がった時にヌチヌチ鳴っててイイ音って言ってたでしょ」

ビーは真っ赤になって早口に囁いた。

「な、それでヌチる!」

オレは昨晩の光景が一気によみがえった。
彼女の中に挿入したあと、スラストを始めると

クチュクチュ

下唇が泣き出したのを聴きながらオレは悦に浸っていた。

「あぁ…なんて厭らしいイイ音だ」

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