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レズビアン。始めました。

第3章 運命の出会い

「私もう三年くらい釣りをやってるんだけど

そうだなー来年にはもっと釣りの旅がしたいと思ってて」

「それ、私も連れてってほしいんだけど!!」


「いいよ!全然。なんなら釣りにハマってもらいたいくらいだし」



初めて見る海と、


三年間必死で集めた郁子の釣り具の数々



風のにおい。私の家で起きていたすべてのいやなことを忘れさせてくれる。



実家にはもう帰りたくない。


本気でそう思ってしまった。

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