
ぼっち─選択はあなたに─
第19章 優勝者 VS クロード【選択5】
「ぐああっ!!」
背後から包丁で切り刻まれ、クロードはうめき声をあげる。
一瞬の隙を与えてしまったクロードだが、すぐに盾を振り回しガードした。
しかしメキユは怯まず、攻撃を続ける。
「ああああああああああああああああああああ゛っ……いげぇぇぇえええええ゛!!」
メキユの包丁から眩しい光がほとばしった。
ピシピシッと盾の表面にヒビが入る。
「!!」
最後の突きで、スクトゥムの盾は凄まじい衝撃音とともに砕け散った。
「ああああああああああああっ!!」
それでもメキユの攻撃は止まらない。
破片が飛び散る中、盾を失ったクロードに包丁の先が突き刺さろうとしたその瞬間──赤い光がほとばしり、クロードの前にバリアが張られた。
『──そこまでよ!!』
同時にユッキーメの掛け声が入る。
赤い光のバリアによって、クロードは間一髪メキユからの攻撃を防ぐことができた。
赤い光で弾き返されたメキユもキョトンとする。
「今のは一体っ……」
クロードはふと、右手の指にはめた赤い石の指輪を見た。
「俺を守ってくれたのか……」
クロードの脳裏にナツミの姿が浮かぶ。
そして拳をぎゅっと握った。
「この勝負、俺の負けだ」
背後から包丁で切り刻まれ、クロードはうめき声をあげる。
一瞬の隙を与えてしまったクロードだが、すぐに盾を振り回しガードした。
しかしメキユは怯まず、攻撃を続ける。
「ああああああああああああああああああああ゛っ……いげぇぇぇえええええ゛!!」
メキユの包丁から眩しい光がほとばしった。
ピシピシッと盾の表面にヒビが入る。
「!!」
最後の突きで、スクトゥムの盾は凄まじい衝撃音とともに砕け散った。
「ああああああああああああっ!!」
それでもメキユの攻撃は止まらない。
破片が飛び散る中、盾を失ったクロードに包丁の先が突き刺さろうとしたその瞬間──赤い光がほとばしり、クロードの前にバリアが張られた。
『──そこまでよ!!』
同時にユッキーメの掛け声が入る。
赤い光のバリアによって、クロードは間一髪メキユからの攻撃を防ぐことができた。
赤い光で弾き返されたメキユもキョトンとする。
「今のは一体っ……」
クロードはふと、右手の指にはめた赤い石の指輪を見た。
「俺を守ってくれたのか……」
クロードの脳裏にナツミの姿が浮かぶ。
そして拳をぎゅっと握った。
「この勝負、俺の負けだ」
