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ぼっち─選択はあなたに─

第26章 黒い犬【選択8】

「……っ!」

 ヒカルは遠退いていく地面を見て、思わず目を瞑る。下界からは男たちの「あの男は悪魔だ!」などの声が聞こえてきた。

「町の外なら追いかけてはこないでしょう」

 ヤクモは西の森へと向かうことにした。
 西の森は野犬や盗賊が出るため、危険を冒してまで追いかけてはこないだろうと考えた。

「……っ……」

 ソルトの町が遠ざかっていく。
 もしかしたらもう、あの場所へは戻れないかもしれない──。





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※バットエンドは【果物を買ってきてほしい】でした。




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