ぼっち─選択はあなたに─
第13章 バトルトーナメント【2回戦】
『なっ……なななな何が起きたんでしょう!! 急にゴスペルを歌い出したパオ選手、降参宣言したあと更に、武闘家の夢も諦めてしまいましたぁ~~!!
とてもいい話に見えますが、ユズリノ選手の『必殺技・ハレル矢』恐るべしです!!……ってことで、二回戦はユズリノ選手の勝ちです~~!!』
ワアアアッと大歓声の中、ユズリノは投げキッスをしながら退場した。
ウラユ「地味に恐ろしいわ、必殺技・ハレル矢。まさか相手を歌わせた挙げ句、改心させちゃうなんて……ってあれ? ゲンブは?」
サチ「あら、いないわね。どこ行ったのかしら」
ゲンブ「いやぁ~参った参った」
サチ「あ、帰って来た」
ウラユ「どこ行ってたん? せっかくいい試合だったのに」
ゲンブ「いや僕ね、あのハレルヤ聴くとトイレに行きたくなるんですわ」
ウラユ「……へえ」
ゲンブ「あ……やめてよ? 歌うのやめてよ?」
ウラユ「ハ~レルヤ♪」
ゲンブ「あかんて、もう!」
ウラユ「……」
ゲンブ「ん? どした?」
ウラユ「なんか私……芸人やめるわ」
ゲンブ「ええっ!?」
とてもいい話に見えますが、ユズリノ選手の『必殺技・ハレル矢』恐るべしです!!……ってことで、二回戦はユズリノ選手の勝ちです~~!!』
ワアアアッと大歓声の中、ユズリノは投げキッスをしながら退場した。
ウラユ「地味に恐ろしいわ、必殺技・ハレル矢。まさか相手を歌わせた挙げ句、改心させちゃうなんて……ってあれ? ゲンブは?」
サチ「あら、いないわね。どこ行ったのかしら」
ゲンブ「いやぁ~参った参った」
サチ「あ、帰って来た」
ウラユ「どこ行ってたん? せっかくいい試合だったのに」
ゲンブ「いや僕ね、あのハレルヤ聴くとトイレに行きたくなるんですわ」
ウラユ「……へえ」
ゲンブ「あ……やめてよ? 歌うのやめてよ?」
ウラユ「ハ~レルヤ♪」
ゲンブ「あかんて、もう!」
ウラユ「……」
ゲンブ「ん? どした?」
ウラユ「なんか私……芸人やめるわ」
ゲンブ「ええっ!?」