ぼっち─選択はあなたに─
第13章 バトルトーナメント【2回戦】
《ハ~レル~ヤ~♪》
その瞬間、謎の効果音が鳴った。
「!?」
胸に矢を撃たれたパオは胸を押さえるが、しかし不思議と痛みは感じなかった。
それよりも何か、身体中の悲しみや怒りが浄化されていく感じがした。
「あ、ああっ……」
そしてパオは何がなんだかよくわからないが、急にゴスペルが歌いたくて歌いたくてたまらなくなった。
「……なんだかおいら、すっごくゴスペルが歌いたいぃぃぃぃぃぃぃーーーーー!!」
パオはそう叫ぶと、自身でもビックリするぐらい美しいソプラノでゴスペルを歌い出した。
ハ~レルヤ♪
ハ~レルヤ♪
ハレルヤ~~♪
そのあまりにも美しい歌声に、ざわついていた会場がシンッと静まり返る。
パオが歌い続けると、空から一筋の光が差し込み、スポットライトのようにパオを照らした。
そしてどこからか白い小鳥たちが羽ばたいてやってきて、パオの周りに集まってきた。それはまるで天使たちが戯れているようにも見えた。
「────」
ハレルヤを最後まで歌いきると、パオは爽やかな表情で「降参します」と宣言した。
時が止まったように静まり返っていた会場だったが、その宣言をきっかけに再び盛り上がる。
「ユズリノさん。おいら、武闘家になるのが夢だったけどやめるよ。それで母ちゃんのお手伝い、いっぱいする!」
パオの決心に、ユズリノは微笑みながら頷いた。
その瞬間、謎の効果音が鳴った。
「!?」
胸に矢を撃たれたパオは胸を押さえるが、しかし不思議と痛みは感じなかった。
それよりも何か、身体中の悲しみや怒りが浄化されていく感じがした。
「あ、ああっ……」
そしてパオは何がなんだかよくわからないが、急にゴスペルが歌いたくて歌いたくてたまらなくなった。
「……なんだかおいら、すっごくゴスペルが歌いたいぃぃぃぃぃぃぃーーーーー!!」
パオはそう叫ぶと、自身でもビックリするぐらい美しいソプラノでゴスペルを歌い出した。
ハ~レルヤ♪
ハ~レルヤ♪
ハレルヤ~~♪
そのあまりにも美しい歌声に、ざわついていた会場がシンッと静まり返る。
パオが歌い続けると、空から一筋の光が差し込み、スポットライトのようにパオを照らした。
そしてどこからか白い小鳥たちが羽ばたいてやってきて、パオの周りに集まってきた。それはまるで天使たちが戯れているようにも見えた。
「────」
ハレルヤを最後まで歌いきると、パオは爽やかな表情で「降参します」と宣言した。
時が止まったように静まり返っていた会場だったが、その宣言をきっかけに再び盛り上がる。
「ユズリノさん。おいら、武闘家になるのが夢だったけどやめるよ。それで母ちゃんのお手伝い、いっぱいする!」
パオの決心に、ユズリノは微笑みながら頷いた。