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私の意地悪執事様

第9章 後悔…

「お嬢様!? どうなさいました!?」

私の大声を聞いて、執事達が全員部屋に来た。

「あ、ねぇ、拓海さんがいないの!」

「拓海さんとは、柏木のことでしょうか? お嬢様、柏木からお聞きにならなかったのですか? 彼は昨日で執事を辞めましたが…」

「え…」

私、何も聞いてない…。

今の状況が全くわからず、頭の中は真っ白だった。

「お嬢様、柏木からこの手紙を預かっております」

それは白くて、簡素な封筒だった。

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