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美しい狼~その牙で骨まで食べ尽くされたい~

第7章 生まれた狼

驚いたことに
家に着くと
藤沢が門の前に立っていた

そして
僕を姿を見た瞬間

「お前は何様のつもりだ!!」

と怒鳴りつけた

冷たい男ではあったが
怒鳴られたことは初めてだった

「すんません。
こんな遅くまで
引き留めてしまったのは私です。

かなチャンが、あまりに良い子でつい。
 
こんなに遅くまで
連絡もせずに、本当にすみませんでした。
 
全部私の責任です。
どうか、かなチャンを怒らんでやって下さい。」

彼女のお父さんは
僕を庇って
頭を下げてくれた

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