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♡冷静彼氏…?実は○○でした♡

第3章 ♡3

やっと部屋の前に着くと、脩君はそっと私を降ろしてくれた。
好きな人にお姫様抱っこされるなんて…恥ずかしくて顔見れないよ…

ずっと下を向いている私を不思議に思ったのか脩君は美唯…?と不安気な表情を浮かべながら私と目線が同じになる様に体を屈ませた。

「勝手に家に上がってごめん…
 俺が美唯に話したい事をちゃんと聞いてほしい
 んだ。だから、部屋に入れてくれる?」

こちらをじっと見つめる脩君の瞳は昼休みの時と同様に真剣そのものだった。

折角、脩君が話してくれるんだから、逃げないでちゃんと話聞かなきゃ!!

「うん…分かった。話、聞くよ。
 あのね…私も脩君に伝えたい事が有るの…」

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