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妄想の世界

第14章 空模様

やけにリアルな夢だったな

心なしか翔くんの匂いがする

幸せな気分で二度寝した

お昼近い時間にスマホが鳴る音で起きる

誰かと思えば翔くんからのメール

s『あなたホントに来たんだね』

んっ?と思ってすぐに送られてきた写真を見たら

首筋に紅い跡を付けた翔くんの写真

o『行くって言っただろ』

s『ありがと智くん』

o『今度会う時はもっと凄いからな!』

s『楽しみに待ってるね』

絶対バカとか返ってくると思ったのに

フフッだったら覚悟しとけよ

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