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妄想の世界

第34章 狛犬

でもさ…あの日…

おまえの親に言われて気がついたよ

こんな優しい人をオレのエゴで

縛りつけちゃだめだって…

おまえの事好きだけど…

オレじゃ幸せにしてやれないって

おまえを捨てたのはオレが不安だったから…

別れの時一度も振り向けなかったのはオレの弱さ…

振り返っておまえの顔見たら手放せなくなる

あの後他に付き合った人達はいたよ

女も男も…

でもさ…誰と付き合ってもうまくいかねぇ

束縛されるのは嫌とか…

自由すぎて付き合いきれないとか…

おまえは言葉にするのが下手くそなオレの事

なぜか理解できてさ

それが当たり前だと思ってた…

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