公開自慰
第4章 公開自慰
「バラされたくなかったら俺達の前でオナニーしろ。毎日してんだから簡単だろ?」
「えっ?やっヤダ」
「じゃあバラそうかな」
奔恥は携帯を取り出し、ボタンを押して耳に当てる。
「あっもしもし、聡(アキラ)?」
「!?、イヤアア!わかった!わかったから!その人にだけは言わないで!」
聡と言うのは恥華の思いを寄せる男子である。
奔恥は恥華の日記からそれを知っていた。
恥華は日記に、
『聡に触られたい』
などと書いてしまっていた。
奔恥が携帯を耳から離す。
「ウッソー♪ゲヘヘ。本当に掛けてると思った?サッカー部の聡が、部活中の今出るわけねぇだろ。でも聡のアドとケイ番知ってんのは本当だぜ」
「ッ……」