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大きな桜の木の下で

第30章 執念

翔「でしょ?でも私が全然相手にしないからか
そのうち諦めたみたいだけど
何人かはね直接会おうとした娘もいたの」

雅「へっ?俺何にも言われた事ないよ」

翔「うん…怒らないでね…
和にぃに相談したら
雅紀が変な女に騙されたら俺が面倒くさいって」

雅「うん確かになんかあったら相談するからね」

翔「だから仕事中は他の職人さんに
誰か側に居て声かけて来そうな娘が居たら
さり気なく阻止てってお願いしたの」

智「職人さん達も協力したんだ⁉」

翔「大事な跡取りがそんな娘連れてきて
ゆくゆくは女将さんになるなんて
無理って協力してくれたの」

雅「へっ?えっ?そんな事してたんだ」

翔「怒ってる?」


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