テキストサイズ

大きな桜の木の下で

第45章 智の誕生日

翔「…でもね丸く作れなかった…
花の色は私が決めたけど…
雅にぃのアドバイスでやっと形になったの」

智「この形がいいんじゃん
単純な丸いリースよりこっちのが個性的で好き」

翔「ほんと?気を使ってくれなくていいよ」

智「俺がそんな事すると思う?」

翔「…智くんは嘘なんか言わない」

智「んふっ…
それに花の色はなんで青にしたの?
俺が青好きって知ってた?」

翔「えっ?知らなかった…
なんかね青のイメージなの
海がすきで静かで穏やかで
私を包み込んでくれる」

智「へ〜そんなふうに想ってくれてたんだ
なんか嬉しいね
でも海は時々激しく荒れ狂うよ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ