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大きな桜の木の下で

第15章 重なり合う

「翔ちゃん?
なんで布団被ってるの?
熱いでしょ?」

「あっ…熱くないもん」

「ふ〜ん、じゃあ寒いの?」

「うっ…うん…」

「そっかぁ〜寒いのか〜、じゃあ…」

「えっ?なっなんで?」

なんかゴソゴソ音がするって思ったら…

智くんが布団に入ってきて

ギュッと抱きしめられた…

「こうすれば暖かいだろ?」

「…うん…」

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