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大きな桜の木の下で

第53章 パーティー

いざパーティーが始まれば

はっきり言ってなんのパーティーだか

把握してなかった俺に比べ

翔ちゃんはちゃんと勉強してきたみたい

挨拶に来る人来る人全ての名前を覚えてるし

その人に合った話題で

会話も盛り上げてくれる

いつもなら俺の事をどうせお飾りだと

馬鹿にした態度で接してくる奴にも

笑顔で対応しつつさり気なく俺を待ち上げ

少しだけ相手の痛い所をつく

しかもわざとでは無く無意識だ

言われた相手は何も返せず

さっさと退散してくれる

こんな事を無意識でも出来ちゃう所は

やっぱり和也の従妹だななんて実感する

今まで参加したパーティーで一番楽しかった

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