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大きな桜の木の下で

第59章 報告

智「なんで…」

上「申し訳ありません!
翔子さんがお休みになられている間に
部屋の片付けを終えて控室で待機していたのですが」

智「うん、それは俺が頼んだし助かった」

上「翔子さんは良くお休みになられてたみたいで」

智「寝室…入ったの…」

上「いえ…とんでもありません
ただ物音一つしなかったものですから
良くお休みになられてるのかと…」

俺が自分でびっくりするぐらい

低い声で聞いたから萎縮して答える

智「あっ…すまん…つい
で?何で控室に居たんじゃ無いの?」

上「はい…そうなんですが…
あまりにも静かで…つい寝てしまって
気が付いたら昼過ぎていたので
翔子さんが心配になり何も考えずに
ドアを開けてしまいました
申し訳ありませんでした!」

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