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大きな桜の木の下で

第69章 そろそろ

「翔ちゃん落ち着いて
俺だってお見合したかったよ
和也の爺ちゃんから延期って言われて
最初は落ち込んだんだからな」

チョンと鼻の頭を突く

「ごめんなさい…知らなかったから」

「謝らなくていいよ俺はあの時
見合いしなくて良かったって
思ってるんだから」

「なんで智くん…」

「あの頃の俺は仕事任されて
結構大変だったから翔子と見合いしてたら
仕事と翔子どっちも無くしてたかも」

んふっふ…全く意味が解らないって顔だね

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