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大きな桜の木の下で

第69章 そろそろ

「だからだよ…あの時お見合して
会ってたら俺…翔子の事離したく無くなる
心配で大学も辞めさせたかも
翔子が大学行ってる間は
心配で仕事なんか手につかないだろうしな」

「智くんはそんな事しないよ」

「俺…翔子が思ってるほど凄くないよ
それに凄いヤキモチ焼きなの知ってるでしょ
好き過ぎて束縛したくなる」

ギューッと力を込めて翔子を抱きしめる

「ん…智くんなら…いいよ
束縛されても…好き…」

キュッて掴まって俺の肩におでこを乗せる

「ありがと翔子
でもそれじゃだめだよ
翔子が赦してもおれが赦せなくなる」

「私も…
私の事で哀しくなる智くん
もう見たくないよ」

あぁ…この前の…

ごめんってつい謝ろうとしだけど

そんな事したら翔子はまた気にするな

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