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大きな桜の木の下で

第69章 そろそろ

マ「それにもし流産なんて事になったら
翔さんの事ですから
ご両親に気を使って気丈に振る舞って
ご自分の悲しみを
閉じ込めてしまうかもしれませんね」

智「そんな事したら…翔ちゃんが…」

もう…なんで俺…

マヨさんに言われるまで

気が付かなかったんだろ

この前反省したばかりなのに…

マ「そんな顔なさらずに
自然に流産してしまうのは
誰のせいでもありませんが
母親というものは
それでも自分を責めてしまいます
そんな時にしっかり支える為にも
坊っちゃんがそんな顔しててはいけません」

智「そっか…そうだよね
ありがとマヨさん」

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