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大きな桜の木の下で

第21章 番犬?

翔「私、中学校に電車通学だったんです
まだ背が低くて初めての満員電車で
人混みに埋もれて困っていた所を
助けてくれたんです」

潤「小さかったけど姉妹校の制服だから
新入生が人混みに埋もれて大変そうだなぁ
って思って見てたら
後ろのオヤジが痴漢しそうだったから
思わず声かけたんだよな」

智「はっ⁉痴漢!
翔ちゃんこれからは電車乗るの禁止!」

翔「電車禁止って…智くん…
痴漢なんて潤先輩の勘違いですよ〜」

潤「い〜や!あれはエロおやじだったね
翔ちゃんが動けないように密着して
鼻息荒く手を伸ばそうとしてたわ」

翔「だから勘違いですよ
あんなに混んでたら体が接触するのも
息があがるのも仕方ないですよ」

智「翔ちゃん!
故意じゃ無くても知らないおやじが
翔ちゃんに触るのは俺が嫌だから!
満員電車は絶対禁止!
一人で乗るのも心配だ〜!」

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