スノストによる友情短編
第10章 俺だけ見て〜あべさく〜
阿部side
俺は、、時間を有意義に使えない。
阿部「、、ただいまー、、」
?「、、阿部ちゃん、今何時?」
阿部「、、っ、、」
目の前に、壁に体を預け手を組み俺を見つめる佐久間。
佐久間「何時かって聞いてんの。」
阿部「、、1時まわったところです、、」
佐久間「ふーん。で、何してたのかなぁ?」
佐久間は、俺の恋人。
付き合って4年。
阿部「、、ふっかと呑んでました。」
佐久間「それは知ってる。俺が言いたいのは、なんでこの時間まで呑んでたのかってこと。」
阿部「それは、、、」
佐久間「この家のルール、わかってるよね?」
佐久間が決めたルール。
それは、日付変わる前に帰ってくること。
最初は佐久間に愛されて心配されてるのかなと思ってたけど、、過保護すぎて、、
佐久間「、、まぁいいや。次は、ないと思え。」
阿部「はい、、」
佐久間「とりあえず、風呂入ってこいよ。タバコの匂い、最悪」
居酒屋でついたこの匂い。
佐久間は、嫌いだった。だから、すぐにお風呂に入ってこの匂いをおとした。
風呂から上がると、、
佐久間「、、くっ、泣」
、、え、またもしかして、、
阿部「佐久間っ、!!」
名前を呼ぶと振り返って、、佐久間は涙と一緒に手首から血も流してた。