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スノストによる友情短編

第10章 俺だけ見て〜あべさく〜


阿部「佐久間っ、!なんでまたやるの!!」

俺は佐久間から、カッターを取り上げてすぐに救急箱から絆創膏と消毒液を出し、、処置をした。

佐久間「、なん、で、、っ泣、阿部ちゃん、俺だけをみて、くれないの、?」

阿部「え、?」

佐久間は、決まって時間通りに俺が帰ってこなかったりするとリストカットをする。

それをしたことで、自分が生きてること、存在することを確かめるのだ。

阿部「佐久間しか、見てないよ、?何度も言ってんじゃん」

そう答えると、佐久間は、、

佐久間「ほんと、?」

阿部「うん。だから、こういうことやめて?俺もちゃんと時間通りに帰ってくるから」

佐久間「うん、、」

この日は、これだけで終わった。
でも、、仕事で時間通りに帰れない時もある。

今日は、機材トラブルで火を跨いだ。
佐久間にはわかってると思い連絡しなかった。

阿部「、、ふぅ、帰るか、、」

ケータイに不在着信、そして、メール。
内容を確認すると、、

佐久間からの不在着信で、、

『、、バイバイ』

阿部「え、、?」

俺は急いで帰った。

佐久間からのメールは、何か意味があると思った。

家の中に入ると、シーンと静まりかえってる中シャワーの音だけがして、、俺はこの状況をすぐ理解し向かった。

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