スノストによる友情短編
第12章 見つけた先〜あべさく〜
阿部ちゃんは人がいいのか、、1年目でも営業部に成績を残していく、、
俺も負けてられねーと思い、人一倍努力して、契約結んだりした。
「、、佐久間ー。今日飲みにいかない?」
同期で配属された人は他にもいた。
「みんなで、行くんだけどさ。」
佐久間「、、あいつも?」
「おう。」
佐久間「じゃあ、俺はパス。あいつと一緒にいたくないし。」
「もぉ、、いつまでそうやってるつもりだよぉ。」
佐久間「俺の勝手だろ笑笑楽しんできてね。」
阿部「、、、」
俺はあいつが参加する飲み会とかには絶対顔を出さなかった。だって、酔った勢いでまたケンカしそうになると思うし、、
佐久間「、、、はぁ、、」
俺は、営業で駆け回っていた。
体力に自信があったから、先輩の仕事も引き受けて人一倍動いた。
でも、残業も多くなり、、帰る頃にはいつも日付跨いで、、寝る時間もなくなっていった、、
佐久間「、、ふぅ、、気合だっ!よしっ。」
また営業の時間になり、立ち上がった瞬間、、
佐久間「、、あっ、れ、?」
立ちくらみして、、そのまま意識が遠のいた、、
その時俺を支えてくれたのは、、懐かしい温もりと香りがする、、覚えのあるやつだった。