スノストによる友情短編
第29章 みえない、ココロ
『第85期生 〇〇高等学校卒業生 同窓会の開催のお知らせ』
24歳の冬。
社会人2年目で、仕事も順調で、、
同期と毎日飲んで、充実した日々を過ごしていた。
でも、、俺には同窓会を素直に喜べない。
慎太郎「はぁ、、」
今年も不参加にしよかな、って思ってた時に、
幹事である同級生から連絡がきた。
『お前、絶対こいよ!』
慎太郎『えー、、お前俺がやったこと知ってるだろ?』
『あんなの、時効だって。そもそも、お前も“あいつら”も悪くない。運が悪かっただけ。』
慎太郎『でも、、』
悩んでいると、すごく後押しされ、、断れない状況。
『とにかくこいよ!!じゃあ!』
ブチっ、
慎太郎『お、おい!!』
プープー、、
うそだろ、、
これ行かないとまずいのかな、、、
とりあえず参加して、すぐ抜ければいい話。
俺は、グループラインに参加と投票した。
1ヶ月後の日曜日。
慎太郎「、、はぁ、、行きたくねーな、」
グシャグシャな頭もなんとかし、服も綺麗なものに着替えた。
しかも、幹事であり俺を無理やり連れて行かせようとする同級生が車で迎えにきてるし。俺が逃げないようにね。
俺は、重い体をなんとか動かし、同級生の車に乗り込んだ。