スノストによる友情短編
第31章 怖いものなんてない
まだ、5歳ぐらいの時。
「、、お母さんたちお買い物行ってくるから、お兄ちゃんたちは連れて行くんだけど、大介は待ってなさい」
三人兄弟だった俺は、お兄ちゃんとまだ小さかった弟はお母さんたちとお買い物して、俺はお留守番していた。
1人で家の中で遊んでいたその時、、
雷が鳴って、小さいながら怖くて泣いてた。それぐらいならまだ小さいし、怖いって思うのはみんな同じ。
でも、、その雷によって、停電が起き、、真っ暗になってしまった。
俺は1人で真っ暗な部屋に閉じ込められたというのがトラウマで、、その時に持っていたぬいぐるみと一緒に、、一つの場所で固まっていた。
お母さんたちも雷と大雨で、帰ってきたのはその数時間後。
それがきっかけで、、未だに雷なると怖い。
俺は当時から持っていたぬいぐるみと一緒に、布団を頭からかぶって耐えていた。
佐久間「、、っ、、」
震えが止まらなくて、、眠れない夜になりそうだった。
そのとき、、
?「、、佐久間っ、?」
佐久間「えっ、、?」
聞き慣れた声が聞こえたと同時に被っていた布団まではがしてきた。
佐久間「、、阿部ちゃっ、、」
阿部「、、怖いの、?」
佐久間「、、んんっ、!違う違う^_^」
俺は涙を拭き取り、無理に笑ってバレないようにした。
でも、、
阿部「、、佐久間。」
佐久間「、、っ、、?」
後ろから抱きしめられそのまま、また布団を上から被らされた。
佐久間「え、、」
阿部「大丈夫大丈夫。俺がいるから、、」
佐久間「阿部ちゃん、、」