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私たち家族はそれなりに仲が良く毎週末には家族で出かけることがお決まりだった。
私の家は、お母さん、お父さん、私（みー）、弟（はっくん）、妹（はな）と弟（とっさん）
家の中でも写真やビデオを撮るほど円満だった。

でも、その瞬間は突然やってきた。

私が小学4年生のある日
いつものように私とはっくんは喧嘩をしていた。
何が理由かも覚えていないくらい些細なことが原因だった。
その日ははっくんが勝てないと思ったのだろう。
私の頭を傍にあった体温計で刺したのだ。
あまり見ることの無い頭からの出血に
私はパニックになり泣いているはっくんを叩いてしまった。

その時だった。
『ドカッ』っと音がしたのと同時に私の体が
壁まで吹っ飛んだ。

状況が分からない私は頭が？でいっぱいだった。
すると、
？「お前が悪い」と…
声の主は父だった。
私「でも、はっくんが…！」
という私に間髪入れず
父「お前は俺の子じゃないから、俺の子に手を出すな！」
泣いている私に父はそう告げたのだ。
何を言われたのか理解出来なかった私は
私「お母さん！お父さんが何か変な事言ってるよ？」
そう言うと母は黙った。

そして少し経つと母は口を開いたのだ。
母「ちょっとここに座って」
私が黙って椅子に座ると
母「今から説明するからちゃんと聞いてね」
私「分かった」
母「お母さんはお父さんと結婚する前に、違う人と結婚してたの。
その人と結婚してた時に産まれたのがみーなの。」
私「ならお父さんは私のお父さんじゃないって事なの？」
母「みーが1歳の頃にお父さんと再婚したから覚えていないのは当たり前だけど、みーだけはお父さんの子じゃないの」
私「そんな…」

私は衝撃の事実に言葉が出なかった。