人間になりたかった
第2章 変わっていく生活
衝撃の事実を知らされた後から
私の生活は少しずつ歪んでいった。
それがエスカレートしたのは
小学6年生になってすぐだった…。
小学6年生の夏休み直前
父が転勤で家族全員で引っ越すという事を知らされた。
無事引っ越しが終わって新しい土地で生活が始まったと同時に父の態度は変わっていった。
夜ご飯を食べる時、いつも私は父の向かいだった。
ただ普通にご飯を食べていた時だった。
(バシッ)
音がした。それと同時に痛みもあった。
(なに?なんだろ…)
音と痛みの正体は父の箸だった。
向かい合ってご飯を食べている私が憎らしく感じたらしく、父が私に箸を投げたのだ。
私「お父さん、痛いよ…」
そう投げかけても父は
父「はよ拾って新しい箸出せや!」
言われるがまま箸を拾い、新しい箸を渡した私に
父「謝れへんのか」
何が悪いか分からないまま、父が怒っているのが分かった為、
私の「ごめんなさい…」
私はようやく夕食を再開させた。
その後リビングでみんなでテレビを見ていても
(ドカッ)
ただテレビを見て笑っていただけなのに
父が私をめいいっぱいの力で蹴ったのだ。
私「痛いよお父さん!」
父「うるさい。お前の顔見たら腹立ってくる」
ただそれだけで手をあげられた私は父が日に日に怖くなっていった…
それからは毎日の様に
私の顔を見ると腹が立つ。
それだけの理由で暴力を振るわれる様になった。
ある時は靴べらで叩かれ、ある時は過呼吸になるほど殴られ、蹴られ。
私が話しかけても無視、居ても居ないふり。
私はどんどん家の中で空気、サンドバッグになっていった…
私の生活は少しずつ歪んでいった。
それがエスカレートしたのは
小学6年生になってすぐだった…。
小学6年生の夏休み直前
父が転勤で家族全員で引っ越すという事を知らされた。
無事引っ越しが終わって新しい土地で生活が始まったと同時に父の態度は変わっていった。
夜ご飯を食べる時、いつも私は父の向かいだった。
ただ普通にご飯を食べていた時だった。
(バシッ)
音がした。それと同時に痛みもあった。
(なに?なんだろ…)
音と痛みの正体は父の箸だった。
向かい合ってご飯を食べている私が憎らしく感じたらしく、父が私に箸を投げたのだ。
私「お父さん、痛いよ…」
そう投げかけても父は
父「はよ拾って新しい箸出せや!」
言われるがまま箸を拾い、新しい箸を渡した私に
父「謝れへんのか」
何が悪いか分からないまま、父が怒っているのが分かった為、
私の「ごめんなさい…」
私はようやく夕食を再開させた。
その後リビングでみんなでテレビを見ていても
(ドカッ)
ただテレビを見て笑っていただけなのに
父が私をめいいっぱいの力で蹴ったのだ。
私「痛いよお父さん!」
父「うるさい。お前の顔見たら腹立ってくる」
ただそれだけで手をあげられた私は父が日に日に怖くなっていった…
それからは毎日の様に
私の顔を見ると腹が立つ。
それだけの理由で暴力を振るわれる様になった。
ある時は靴べらで叩かれ、ある時は過呼吸になるほど殴られ、蹴られ。
私が話しかけても無視、居ても居ないふり。
私はどんどん家の中で空気、サンドバッグになっていった…