テキストサイズ

❇️片暉の残照❇️

第9章 城下町と嫉妬の炎


「あの――――…“れっかじんぞ”を見ても…大丈夫ですか?貴重な物ですし、私が見たことでストレスにはなりませんか?」


植物も我々のように生きているし、環境の変化に体調を崩すとお母さんが言っていた――――…だから、山では使う分だけ採取していた。


「大丈夫だと思いますが…大声はやめてくださいね?」


シュン様は優しくウィンクすると、リンデル所長と目配せして私を安心させたくれた。


「それと、これ――――…私からの成祝の祝いです!テイス様専用の白衣!」


思わぬサプライズに私はテンションが上がった!


「///え、えええ――――リンデル所長…いいんですか?研究所職員でもないのに……」


「いいんだよ――――テイス様、もらっておけ」


ザジがお揃いでもある白衣をキリリと見せると、私の背中をおもいっきり叩いた!



「///ありがとう――――リンデル所長!ザジ!」



「おや――――…成祝だったとは!お祝いの品を準備しておりませんでした!今度、会うときにでも準備しておきます!」





ストーリーメニュー

TOPTOPへ