テキストサイズ

❇️片暉の残照❇️

第5章 お茶会と宝物


「ローラ///今日はお茶会にご招待ありがとう。

その子がテイスちゃん?なんとも可愛らしいお嬢様だこと――――それに綺麗な金髪///これはひょっとするのかしら?

でも――――その、左目の眼帯…そう、ローラが大々的に言わなかった理由が分かったわ…」


私は左目のことにビクッと身体を硬直させる。


しかし、テーブルにはふくよかな女性と背の高い女性が座り私を見て微笑むも、好奇な目では見ていなかった。


「ちょっと、ローラ?テイスちゃん…細いんじゃない?ちゃんと食べてらっしゃるの?少しふっくらした方がドレスは着映えるのよ?社交界デビューはまだでしょ?それまでに頑張りなさい!」


「///あらあら、キャサリンったら…貴方は少し控えた方がよろしくてよ?

でも、テイスは食が細いのは確かなのよ、食べるのは嫌いじゃないし…食への知識は豊富なのに不思議よね?ほら、そのハーブのキッシュはテイスが考えた料理なのよ?」


テーブルに綺麗に並べられた一口サイズのキッシュに皆の視線が集まる。


「///あら、これ――――さっき頂いたけど、本当に美味しくてビックリしてたのよ?ハーブとチーズ、トマトの相性抜群!こっちは旬のキノコとハーブでしょ?牛肉とハーブも捨てがたかったわ!」


飽きない用に何種類かのキッシュを一口サイズに沢山作ったのが良かったらしい!二人ともお皿に取り紅茶やハーブティーと一緒に楽しんでくれているみたいで私はホッとする。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ