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雷鳴の夜

第25章 初潮

助席に座るのかと思ったら

疲れたから後ろで寝ると

サッサと後部座席に行きシートを少し倒し

ブランケットを掛けてすぐに寝る体制

少し車を走り出せばすぐに寝息が聞こえてきた

「翔ちゃん先月初潮が来たんです」

翔が寝たのを確認したように晶さんが話し出す

「そうだったんですか…
俺は全く気がついてませんでした」

「学校帰りの翔ちゃんが
商店街の入り口で蹲ってるのを店仲間が見て」

「えっ?そんな事…あいつ…」

「その人も翔ちゃんの顔見知りだったんですけど
男性だったからか私を呼んて欲しいと言われて
迎えに行ったんです」

「お仕事中でしたでしょ?すみません」

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