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雷鳴の夜

第26章 別離


翔が中学に上がってすぐの頃

体調を崩してた義兄の母親が

亡くなったと知らせが入った

一応参列して欲しいと言われたので

翔を連れて参加した

翔の事を唯一心配してくれた人がいなくなり

きっとこれでもうここに来ることは無いだろうと

葬儀場を後にした

四十九日を過ぎた頃

相続の件で話がしたいと連絡が来る

翔に聞かせるような話では無いだろうと

晶さんに事情を説明して翔を預け向かった

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