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雷鳴の夜

第27章 親心と子心

「あーちゃんも翔がいるから
まーくんに積極的にできないの」

「なんでよ?翔は関係ないだろうが」

「あるよ…二人とも優しいから
翔がいたら気を使って
二人で会う事さえしてこなかったじゃん」

「それは…別にそんな関係じゃないし」

「まーくんはそれでもいいかもしれないけどさぁ」

「なんだよだったらほっとけよ」

「あーちゃんの気持ちは?
まーくんが曖昧な態度のままじゃ
次の人にも行けないんだよ!
男の人は何歳になっても結婚できて
子供だって出来るのに…
女の人は結婚は出来ても
子供産む期間が決まってるの!
この先もし二人が一緒になれても
子供産みたいのに出来ないってなったら?
それが翔のせいだったらやだ!」

一気に喋り終わり疲れたのか

机に頭を乗せて動かない

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