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雷鳴の夜

第32章 一目惚れ

あの娘に初めて会ったのはたまに行く飲み屋

カウンターで1人で静かに飲む横顔が綺麗で見惚れた

少し離れた席から様子を伺う

親しげに店長と笑いながら話す

美味しそうに頬を膨らませて食べ

笑う顔が幼くて可愛い

でも、あの様子だと店長の彼女?

タイプの顔だったのに残念…

流石に奪ってまでなんて思わない

第一あの仲の良さだ

ただこの店の雰囲気も料理も俺好み

別に未練がましい理由じゃない

何度も通う間に店長とも仲良くなり

松兄なんて呼ぶようになった

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