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雷鳴の夜

第32章 一目惚れ

その日は昼間は天気だったが

夜中には雨の予報

周りの奴らはまた天気は外れるだろうなんて話し声

俺はなんか体がゾワゾワするから当たると思う

そんな事考えて飲んでたらあの娘が席を立つ

「翔?大丈夫か?
店終わるの待ってれば一緒に帰るぞ?」

わかっていても

仲の良いところを見せられれば少し辛い

「まーくんありがと、もう子供じゃないから大丈夫
明日早いからもう帰るね、ごちそうさま」

「翔!家ついたらちゃんと連絡入れろよ!」

軽く手を振り店から出ていった

笑顔だったけど…少し不安気な顔

松兄も苦笑いで見送る

そんなに心配なら奥に待たせておけばいいじゃねぇか

俺が心配する事じゃねぇけどモヤモヤする

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