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雷鳴の夜

第35章 始まる

中に熱を吐き出し

俺に背中を向け身体を丸めてる翔ちゃん

そっと抱きしめ

「翔ちゃん…こんな俺と付き合ってくれる?」

少し考えたような間の後コクンと頷く

こっちを向いて欲しくて力づくで向かせる

胸の中に抱きしめる

「お父さんと同じ…」

「ん?」

「タバコの匂い…」

「嫌い?」

「…嫌い…だけど…安心する」

胸の中でうとうとしながら答える

俺はお父さんじゃねぇんだけどな…

そのうち寝息が聞こえてきたので

まぁいいかと俺も眠った

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