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雷鳴の夜

第39章 二つの顔

「ん…おはよ…何笑ってんだよ…」

俺がこんなに悩んでたのにって

つい素っ気ない返答を返してしまう

「だって…いつも凄いけど…
今日の寝癖更に凄いんだもん
なんでそんな事になるの?」

笑ってしまって悪かったなって思ったのか

必死に笑いを堪えながら教えてくれた

慌てて洗面室の鏡を見に行けば

こりゃ笑いたくなるなって状態

自分でもどうしたらこうなるのかわからず

取り敢えず水で濡らし

タオルでゴシゴシ拭きながら戻る

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