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雷鳴の夜

第39章 二つの顔

「じゃあそろそろ行く?
電車なら駅まで一緒に行けるし」

「あっはい…でもコンビニに
迎えが来るのでそこまでですけど」

ちょっと申し訳なさそうな顔

「うん…じゃあそこまで一緒に行こ」

コンビニに着いたらもう迎えの車が来てて

運転席には若い男…

「じゃあまたね」

手を振れば小さく振り返してくれたけど

すぐに助手席に乗って

男と楽しそうに笑いながら行っちゃった

翔ちゃん…ほんとに仕事なんだよね?

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