テキストサイズ

雷鳴の夜

第42章 叔父の心配

「翔?どうした?そんな前の事
謝られてもなんの事かわからないんだけど」

どうすれば伝わるのかと少し考える仕草

「あのね…まーくんとあーちゃんの事
なんにもわかってない子供の翔が
口出す事じゃ無かったかなって…」

あぁ…あの話か…今更

「別に怒ってないし翔に言われて良かったよ」

「ほんとに?翔…余計な事してない?」

なんでそんな泣きそうな顔

「ほんとだから気にすんな
翔に言われたから晶と結婚出来て
双子だって産まれた
あの時、翔に気付かされなきゃ
こんな幸せ無かったよ」

「そっか…良かった」

安心したように笑ってるけど…

目の奥が哀しげ…何があった?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ