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雷鳴の夜

第6章 心開く

力の抜けたあなたが私の上に覆い被さる

背中に腕をまわし抱きとめる

ふと目が合い微笑みあう

「翔…愛してる…もう別れるなんて言うなよ」

不安そうな顔で見下ろされる

「智…愛してる…もう離れない…離さないで」

満面の笑みでキスをされそのまま横抱きにされ

「やっとすべて俺の物になってくれた」

安心したような声…

「智も私の物?」

ギュッと強く抱きしめられ

「最初からおまえの物だよ」

甘く優しい声に安心して眠りに落ちた

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